美白パックを選ぶ・使うポイントをチェックして透明感のある素肌へ

日焼けの緊急ケアに。
くすみの改善に。
シミの悩みに。

日々のシミケアにプラスしたいスペシャルケアは、美白パックが定番ですよね。

美白パックには豊富な美容・美白成分が含まれていることや、ケアした直後からお肌のトーンが上がるなどの即効性が人気の理由です。

ただ「いざ買ってみよう!」となると意外と種類や形状が違うものがたくさんあって、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?

この記事では美白パックの主な種類のメリットやデメリット、選ぶ際や、使う際に気をつけたいことなどをお伝えいたします。

美白パックのタイプ・形状

美白パックにはいろいろな形状や種類があり、その形状や種類ごとにメリットやデメリットが異なってきます。

美白パックで主に見られる形状は、まず大きく分けて

  • シートタイプ
  • 顔に直接塗布するタイプ

にわかれます。

1)シートタイプ

シート状のマスクに美白成分が含まれているタイプのパックです。

目や鼻、口の位置に合わせて美白成分が含まれたシートを乗せるだけなので手軽に日々のお手入れにプラスすることができます

シートはコットンやポリエステルなどの繊維タイプか、もしくは美白成分をゲル状のシートに固めたタイプが主流です。

基本的には一枚ごとに使い捨てますが、中には手持ちの美容液を塗布し、繰り返し洗って使えるシリコンのシートをかぶせて浸透させるタイプのパックもあります。

どのタイプも、規定時間内でシートをオフするのが必須です。


【繊維タイプ】シートパックのメリット

繊維タイプのシートパックは比較的安価、または大容量で販売されていることが多く、扱いやすい上に選べる種類も豊富です。

手頃な価格だと毎日の継続が簡単になるので、美白ケアとして効果的に取り入れることができます。

【繊維タイプ】シートパックのデメリット

繊維タイプのパックはゲルタイプと比べて乾くのが早いのがデメリットです。

規定時間を守らないでパックが乾燥するまで使用してしまうと逆にお肌の乾燥を招きますし、パックを剥がす時も
お肌への刺激になってしまうこともあります。

また、顔のサイズに合わせて上手に貼ることがやや難しく、慣れないうちは貼るときにパックにシワが寄ってしまうことも。

シワの入った状態でパックしてしまうとお顔にもシワができてしまうことがありますので、丁寧に密着させながら貼る必要があります。


【ゲルタイプ】シートパックのメリット

コットンタイプと比べて乾きにくいので、比較的長時間、美白成分を浸透させることができます

また、コットンタイプと異なり肌に密着させて貼るのが簡単なものが多いので、シワや空気などが入りづらい構造になっています。

【ゲルタイプ】シートパックのデメリット

コットンタイプと同じく、規定時間を守らないと乾燥や刺激の原因になります。

コットンタイプと比較すると高価なものが多い傾向にあります。

ものによっては重くずれてしまうので、パックしながらの活動に制限が出るものもあります。


コットン・ゲル共に、シートタイプは、比較的扱いやすく、
簡単なので続けやすいのがメリットですね。

シリコンタイプの使いまわせるパックは、使用後によく洗い、清潔に保つ必要があります。

2)顔に塗布するタイプ

顔に塗布するタイプはシートタイプと比べて、使い捨てではない分コストパフォーマンスが高い傾向にあります。

そのかわり自分でお顔にパックを伸ばすので、慣れるまで何度か試す必要があります。

顔に塗布するタイプのパックの使い方は大きく分けて以下の4つです。

  • 拭き取るタイプ
  • 洗い流すタイプ
  • 剥がすタイプ
  • スリーピングパックタイプ

ジェルやクレイ、クリームやラバーなど、
テクスチャーの種類も様々ですが、顔に塗布するタイプは
それぞれ使い方によって注意するところが変わってきます。

A)拭き取るタイプ

顔に塗布ししばらくおいた後に、コットンやタオルなどで拭き取るタイプです。

拭き取りの際に、力を入れすぎて肌を傷つけないようにしましょう。

製品にもよりますが、拭き取る時のコットンは精製水や化粧水などで湿らせておくと拭き取りの際に肌へのダメージが少なくて済みます。

タオルでの拭き取りの際には清潔なタオルを温めて、ホットタオルにしてから拭き取るといいですね。

B)洗い流すタイプ

顔に塗布ししばらくおいた後に、洗い流すタイプです。

顔の上でパリパリに乾くタイプのものもあるので、洗い流す際にはゴシゴシこするのではなくパックに水を十分に含ませながら優しく洗い流します。

洗い流した後には、普段通り化粧水などで肌を整える必要があるものがほとんどです。

C)剥がすタイプ

お顔においてしばらくすると固まり、最後に剥がしてオフするタイプです。

密着力が高く、汚れの吸着なども行ってくれるクレイタイプやラバータイプが多く見られます。

剥がす際に肌に負担がかかるため、敏感になっている時の肌には使用しない・剥がした後のケアをしっかりと行う、などの注意が必要です。

シミの気になる部分にポイントで使うなど、他の美白パックと使い分けができるといいですね。

D)スリーピングパックタイプ

ふき取ったり、洗い流したりする必要がなく、お顔に塗布した後にそのまま就寝できるタイプです。

面倒な手間がないので、手軽に利用できます。

スリーピングパックのタイプは、洗顔後、パックの前に化粧水などで顔を整えておくものや、
それ自体がオールインワンのようになっているものもあります。

普通のクリームと何が違うの?と思われるかもしれませんが、スリーピングパックタイプは塗布することで膜を張って就寝中に美容成分をじっくりと浸透させます。

さらりと乾くタイプは心配ないですが、乾かないタイプは寝具につかないよう注意してください。

翌朝、通常の洗顔で洗い流します。


お顔に塗布するタイプも様々ですが、美白の道は続けることが重要です。

自分がどのタイプなら続けることができるか、考えて使うのがいいですね。

美白に有用な成分が配合されているかが鍵

ここまでは様々なパックの形状や使い方についてお話ししましたが、美白パックに必要なのは

  • 肌のトーンをあげる
  • くすみを無くす
  • シミにアプローチする

ことのできる美白成分がきちんと配合されているかどうかということです。

シミ・くすみに有用な化粧品の成分に関して、詳しくはこちらをご参照ください。

2タイプのシミ対策と10種の有効成分選びで、適切な美白化粧品が決まる

アルブチン(ハイドロキノン誘導体)やプラセンタエキス、トラネキサム酸などがシミの予防に有用だと言われています。

ビタミンC誘導体やハイドロキノンは、できてしまったシミにアプローチしてくれる成分です。

購入前に、パッケージの全成分を確認してみましょう。

美白パックを使う際に気をつけたいこと

美白パックを効果的に使うために気をつけたいことが

  • 美白パックを使う前には、クレンジングや洗顔を済まし、清潔な肌の状態にしておく。
  • 製品によっては、美白パックを使う前に基礎化粧品で肌を整えておく。
  • 各製品の注意事項に則る。

ことです。

美白パックを使う目的は、美白成分や水分をお肌に浸透させること。

それなのに肌に汚れが残っていたり、油膜が張っていたりしたらせっかくパックをしても美白成分は浸透していきません。

使用の前にはクレンジングでお化粧をきちんと落とし、洗顔でクレンジングの油分をしっかりと落としておきましょう。

また、製品によってはパックを使用する前に化粧水などでお肌を整えておく必要があるものもあります。

自分が使っている美白パックがどちらのパターンなのか、きちんと把握しておきましょう。

次に、美白パックを使用する際は、その製品の使用方法に則って正しく使用しましょう。

「規定時間をすぎてもまだシートがしっとりしてるから、シートが乾くまで乗せた」
「洗い流すタイプのパックなのに、朝に使ってそのままお化粧をしてしまう」

など聞きくことがありますが、それらの行為は逆にお肌にダメージを与えてしまう可能性があります。

必ず、各製品の使用方法を守って正しく使うようにしましょう。

市販の美白パックではないのですが、
自己流で食品を使っての手作りパックはオススメはしません。

美白にはビタミンCということで、安易に柑橘類でのパックを試みる方もいますが、柑橘類は酸性が強すぎるのでお肌への刺激となります。

更には、柑橘類にもきゅうりにも、「ソラレン」という日光を浴びることで
メラニンの生成を促す成分が含まれています。

他に野菜パックとして思い浮かぶのはきゅうりを薄くスライスして乗せるというものですが、きゅうりはそのほとんどが水分なので美白を促せるほどの有用成分は入っていません。

それどころか、きゅうりにかぶれてしまうことも。

また、ヨーグルトパックで美白にというのも耳にしますが、それはヨーグルトの酸でお肌の角質を溶かして、お肌がピーリングされている状態です。

ピーリングを繰り返すのはお肌が薄く、過敏になってしまう原因にもなります。

食品系のパックはアレルギーの可能性や取り扱いやアフターケアに注意が必要となるため、自己流ではなく専門のサロンやエステティシャンなどで正しい施述をしてもらうことをおすすめします。

野菜や食品を使用したスキンケアの危険性

まとめ

美白パックの種類は様々だということがわかりました。

簡単にまとめると、美白パックを購入するときは含まれている美白成分に注目しつつ

【シートタイプ】は
選べる種類が多い
・使い捨てだが価格の幅も広いので日常使いから特別な日用まで使い分けられる
・使い方が簡単

【顔に塗布するタイプ】は
使い方がそれぞれ違うので選ぶときに注意
・コストパフォーマンスがいい
・手軽に使えるものもあるので続けやすい

といった特性を考慮して、どのタイプならコツコツ続けて使うことができそうかを1番に考えてみるといいですね。