「クレンジングは化粧をする女性のみが必要」と思い込んでいる男性が多いですが、実はそれは間違いだって知っていましたか?
男性の肌は女性と比較してキメが粗く皮脂分泌も多いため、皮膚のテカリやベタつき・ギトつきが多く発生します。
皮脂をそのままにしておくと、鼻のボツボツ(角栓)や小さなブツブツ(白ニキビ)、大きなニキビなどができてしまいますので、顔のテカりをそのまま放置することも良くありません。
しかし、過剰な洗顔も禁物なのです。
皮膚のテカリやベタつき、ギトつきにニキビを改善するためには「余分な皮脂はしっかり落として、でも洗いすぎない」という高等テクニックが必要ですが、この高等テクニックを簡単に叶えるのがクレンジングなのです。
男性でもメイクをする人も増えてきた昨今、メイクをする・しないに関わらず男性のクレンジングは必要です。
テカりや皮脂、なんでも洗い落とせば良いというものではない
テカり肌が悩みの場合「よし!皮脂を洗い落とせばいいんだな!」などと考えて、洗浄効果の強力な石鹸やスクラブ入りの洗浄剤を買ってみたりしがちなのが男性です。
界面活性剤を多用したクレンジングフォームで顔を洗ったり、スクラブ入りの洗浄剤で顔をゴシゴシこすったりして「あぁ〜、さっぱりした」とホクホク顏の人もいるかもしれません。
でもその洗顔後の『さっぱり』は、皮脂が完全に洗い流されてしまい、お肌がツッパった状態です。
このお肌のツッパリに気づかない人は、ホクホク顏のとき急速にお肌から水分が抜け出して乾燥状態になっていることにも気づいていません。
乾燥した肌からは皮脂がより多く分泌される為、翌日は皮脂のヌルヌルがさらにアップしてしまいます。
そしてその皮脂を洗い流そうとゴシゴシと顔を洗ってしまう……そんな悪循環に陥ってしまうのです。
皮脂は割としつこい、だから男性もクレンジング
逆に、雑な洗顔で余分な皮脂をちゃんと洗い流せていない人も多く見かけます。
皮脂は意外と落ちにくいもので、衣類の黄ばみやシャツのエリの皮脂が染み込んだ汚れなどは洗濯しても落ちにくいことがそれを示しています。
特に男性は男性ホルモンの影響で皮脂の分泌が多く、落とそうと思っても残ったりしがちです。
余分な皮脂をしっかり洗い流して必要な皮脂まで洗いすぎないために、スキンケアに取り入れたいのがクレンジング剤です。
男性視点でのクレンジング剤の選び方
クレンジングと言ってもその種類は大きく分けて8種類もあり、その中からどれを選べばいいか判断に迷いますよね。
困った時は、やさしく洗っても毛穴の汚れを浮き上がらせて吸着するタイプを選びましょう。
体温で乳化するジェルタイプのクレンジング剤がおすすめです。
クレンジング剤の使用量が多すぎると皮脂となじまずに洗いにくくなりますし、少なすぎても肌に摩擦の負担がかかるので、必ず適量と使用方法を守ってください。
例えばクレンジングジェルの場合は、まず左手の手のひらにサクランボくらいの大きさのクレンジングを出します。
出したクレンジングを右手の中指ですくい、おでこ⇒鼻筋⇒小鼻⇒あごの順番に優しく塗り広げます。
手のひらで一気に伸ばしたい気持ちは抑えて、基本は右手の中指で伸ばします。
あごまで塗り広げたら、残りを両手の中指と薬指を使ってほおなど顔全体に伸ばします。
クレンジングを使うときは絶対にゴシゴシこすらないこと!
優しくなじませるようにジェルを伸ばしていけば、30秒ほどで余分な皮脂が浮かび上がって、水で洗い流せる状態になります。
グリグリとマッサージをする必要もありません。
特に小鼻などはグリグリしたくなりますが、汚れを毛穴に押し込めるだけで悪影響です。
クレンジングを顔にのせている時間の目安は1分以内。
長々と塗りっぱなしにする必要はありません。
少量の水で乳化し、水を顔に叩きつける感じでクレンジング剤を洗い流してください。
肌に摩擦をかけないことを心がけましょう。
摩擦いらず!
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クレンジングのあとは優しい泡洗顔 がおすすめ
クレンジング剤は汚れを「浮かせる」ことに特化していますので、クレンジングだけでは皮膚は綺麗に洗浄できません。
また、クレンジング剤が残ってしまうことも肌トラブルの原因になりかねませんので、少し面倒に感じても「W洗顔」が必要になります。
「W洗顔」とは、クレンジングを流した後に石けんやクレンジングフォームなどを使って洗い流すことを指します。
クレンジングのあとは必ず洗顔料を使い、クレンジングで浮かせた汚れやクレンジング剤を洗い流してください。
泡洗顔中も、ゴシゴシは厳禁です。
ゴシゴシと肌をこすると、肌の潤いを保つ大切な成分が洗い流されて乾燥しますし、感想は皮脂の過剰分泌を招いて皮脂詰まり(角栓)やニキビ、テカりの原因になったりします。
おすすめはキメの細かい泡を、皮膚の上で転がすように洗う「泡洗顔」です。
手でこすらずに泡だけで汚れが落ちるのか不安になるかもしれませんが、必要な皮脂や潤い成分を残したり、摩擦をかけずに洗うという点で泡洗顔がベストです。
また、細かな泡が毛穴の奥まで入り込んで優しく洗い上げてくれます。
汚れを落とした肌に水分補給
丁寧に汚れを落とした後は、肌に水分補給をすることを忘れないようにしましょう。
水分補給といってもお水を飲むこと(も実は大切ですが)ではなくって化粧水でしっかりと保湿をすることです。
保湿は肌の乾燥を改善してくれるのはもちろんの事、しつこいニキビや、意外なことに顔のテカリも改善してくれます。
逆に言うと、保湿ケアを怠ると顔のテカリやニキビは確実に悪化します。
皮脂分泌量の多い男性の場合は保湿で余分な油分を足さずに、できるだけオイルフリーの、ヒアルロン酸やセラミドなどが含まれた保水力の高い化粧水がおすすめです。
乳液やクリームは肌の状態を見ながら、必要なところに薄くのばす程度で大丈夫です。
例えば、皮脂の分泌が多いおでこや鼻のTゾーンには化粧水だけ、皮脂分泌が少なく皮膚が薄い目の周りや頰などには乳液を薄くのばすなど、鏡で自分の顔をじっくりと観察しながらケアをしていきましょう。
男性の場合は、一般的に30〜40歳くらいまで皮脂分泌が活発であると言われていますので、そのくらいの年齢を目安に乳液やクリームなどオイルが含まれている保湿剤を足していくといいですね。
毎日の保湿ケアは、続けることで肌トラブルを改善し、テカリやニキビのない清潔感のある肌を作ってくれます。
まずは1ヶ月を目安に、根気強くスキンケアをしていきましょう。
まとめ
クレンジングや洗顔は肌の負担が軽いもので、余分なものはしっかり落とし、必要なものは残す。
特に男性は皮脂の分泌が多いので、優しく「クレンジング」+「泡洗顔」で継続していけば、次第に皮脂の過剰な分泌もおさまってきます。
夕方以降の顔のテカリや鼻のブツブツが気になったら、ぜひ男性でもクレンジングをやってみてください。
クレンジングの後には必ず保湿すること。
これがテカリやニキビ肌とおさらばする鉄則です。
また、メンズメイクを楽しんでいる方のクレンジングの選び方はこちら。
メイク落としの為のクレンジングの選び方は、単純に皮脂を落とす目的とは異なります。
ニキビやひげのそり跡などをコンシーラやファンデーションで整えている人は必見です。
その他、男性の肌を守るために必要な情報はこちら。
日焼けが老け顔と頭皮の疲れを促進しています。