ある日鏡を見てみると、小鼻の周辺や頬のあたりに異変が!毛穴の開きが目立つようになり、小鼻には黒いポツポツができている。
毎日洗っているのに、どうして?
夏の強い紫外線や冬の乾燥など、お肌は常に外部刺激と隣り合わせです。毎日ケアしているつもりでも「いつの間にか肌トラブルが起きていた!」なんてことも珍しくありません。
男女問わず、お肌の老化現象として気になるのが毛穴の“汚れ”や“開き”です。毛穴の開きは弾力がなくなったお肌や代謝がうまくできていないお肌で目立つ傾向があり、放っておくと汚れをどんどんため込んでいきます。そのため毛穴の“開き”と“汚れ”のお悩みは不可分の関係にあり、まとめて対策する必要があります。
この記事では気になる毛穴トラブルの原因や対処方法、日常で生活で気を付けるポイントをまとめました。
肌トラブルの原因を断ち切り、正しいお手入れでキメの整った美肌を手に入れてください!
毛穴はどうして目立つのか?
毛穴のトラブルは加齢や新陳代謝と関係することが分かっていますが、具体的にはどんなことが毛穴に悪影響なのでしょうか?
その原因には私たちの意思とは無関係の要因と、私たち自身が招いている要因の二つがあります。原因を知って、正しく対処できるようにしましょう。
毛穴を目立たせる原因1:加齢や外部的要素
毛穴を目立たせる要因には、加齢や外界からの刺激など、私たちの意思とは無関係にやって来る要因があります。
■お肌の乾燥
冬場の乾燥や夏のエアコンによる乾燥、洗いすぎによる潤いの低下など、お肌は一年中乾燥のリスクにさらされています。乾燥はお肌にとって大きなダメージで、小じわや毛穴の開きを引き起こす要因の一つです。
■新陳代謝機能の低下
“ターンオーバー”という言葉をよく耳にしますが、これはお肌の代謝が理想的な周期で行われることを意味し、この周期が乱れるとさまざまな肌トラブルが起きます。
■加齢による真皮組織の劣化
お肌は表面に近い順に「表皮」、「真皮」、「皮下組織」という3つの組織に分かれています。その中の真皮は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸やコンドロイチンなど、水分を豊富に蓄える成分で構成されています。これらの保水成分は加齢によって減少するため、水分が減ったお肌は表面の毛穴を支えきれなくなり、開いた状態になってしまいます。
■皮脂の過剰分泌
毛穴から分泌される皮脂は、毛穴を広げる原因の代表格です。10代の若者や男性は皮脂の分泌量が多く、毛穴が開きがちです。そのまま放っておくと毛穴が開きっぱなしとなり、より汚れも溜まりやいという悪循環を招きます。
■角柱の酸化
過剰分泌された皮脂は、時間が経つと“角柱”になります。角柱はフレッシュな皮脂に比べて取り除きにくく、酸化すると毛穴の“開き”だけでなく“黒ずみ”まで引き起こしてしまう厄介者です。
毛穴を目立たせる原因2:間違ったスキンケア
外界から受ける刺激以外にも、私たち自身がお肌へ負担を掛けてしまう行為があります。それは、間違ったスキンケアです。「よかれ!」と思ってやっているそのスキンケア、本当に大丈夫ですか?
■摩擦たっぷり!セルフマッサージ
マッサージには血行促進効果や、リラックス効果があります。そのためスキンケアの一つとして、セルフマッサージを行っている方も多いのではないでしょうか?
しかしこのセルフマッサージ、一歩間違えると、摩擦でお肌のバリア機能を壊してしまいます。セルフマッサージをするときは、使用するクリームの量や肌への圧力のかけ方などをしっかりと調べるようにしましょう。
■毛穴すっきり!スクラブでゴシゴシ洗い
毛穴をすっきりさせたい!そんなときには、ついついスクラブ入り洗顔料を使ってしまいがちです。
しかしこのスクラブ、皮脂を落としずぎるので要注意です!毛穴が開く原因の一つに「皮脂の過剰分泌」がありますが、スクラブ入り洗顔料で皮脂を落としずぎると、お肌は余計に皮脂を出そうとがんばってしまいます。皮脂の過剰分泌が原因で毛穴が開いている場合は、スクラブ入り洗顔料を使うのは逆効果なのです!
■角柱スッポリ!毛穴専用パック
毛穴の中でも特に気になるのが、小鼻のポツポツです。これは角柱が酸化して黒ずんだものですが、このポツポツを取り除くには専用のパックがおすすめです。
ただしココにも注意点があります!角柱専用のパックには、古い角質だけではなく新しい角質まで取り除いてしまうほどの効果があります。そのため、短い期間で何度もパックを行うと、お肌のバリア機能が失われて肌トラブルを引き起こします。角柱専用パックを使うときは、使用頻度や時間など、注意書きをしっかり守ってください!
■古い角質完全オフ!ピーリング
これは前述したパックと同じ理由ですが、古い角質を取り除くピーリングは、やりすぎると肌トラブルを起こす原因になります。お肌は本来、自分自身で代謝を行う機能があります。ピーリングはその機能が低下した場合、補助的に行うのが理想です。必要異常のピーリングはお肌のバリア機能も奪い去ってしまいます。お肌の負担にならない程度に使用しましょう。
■スキンケアの基本!洗顔
スキンケアの基本とも言える洗顔は、美肌を得るためには欠かせない要素です。
しかし洗顔はしているのに「お肌のコンディションはイマイチ」と感じている人も多いのではないでしょうか?お肌のコンディションがイマイチな原因、それは洗顔方法にあります!多くの場合、汚れや皮脂を落とすためにゴシゴシ洗いをしたり、すすぎ方が甘かったりと、何かしらの不備があります。
スキンケアの基本である洗顔を見直すことは、毛穴トラブルを解消するためにも大切な要素です。
毛穴の開きや汚れを解消する2つのステップ
毛穴の“開き”や“汚れ”を解消するために「絶対効くスキンケア用品」というのはありません。大事なことは、普段のお手入れ方法の間違いを改善していくことです。
そして毎日のスキンケアで、最も注意して欲しいのが“洗顔方法”と“保水”です。この2つのステップを改善することで、お肌のコンディション落ち着くかもしれません。
洗顔は「毛穴に優しく」が基本!
毛穴の開きや汚れが気になる場合、毛穴にキビシイ洗顔をしている可能性があります。毛穴をイジメないように、優しく洗ってあげましょう。
ポイントは以下の4つです!
- 洗顔料をたっぷり泡立て、清潔な手指で洗う
- 摩擦は厳禁!ゴシゴシ洗いをしない
- お肌に洗顔料を残さないよう、ぬるま湯で十分すすぐ
- 清潔なタオルで、軽く抑えて拭き取る
泡立ちの悪い洗顔料でゴシゴシ洗ったり、すすぎが不十分で生え際やアゴに泡が残ったり、私たちは毛穴にキビシイ洗顔をついついやってしまいがちです。でも正しい洗顔を習慣にすれば、メイクやクレンジング剤が毛穴に残ってしまうことも減り、美肌への近道となります。億劫がらずに、正しい洗顔を習慣づけましょう!
お肌に優しい洗顔方法はコチラで詳しくご紹介しております!
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『スキンケアの基本となる、正しい洗顔方法』
スキンケアは水分たっぷりが大事!
毛穴が開く原因の一つに、真皮組織の劣化による弾力の低下があります。真皮内でお肌の弾力を生み出しているコラーゲンなどの成分は、その70%が水分だと言われています。そのためスキンケアでも水分は重要で、洗顔後のお肌にもたっぷりの水分を与えるのが理想です。
化粧水を付けるとき、一度の塗付で終わる人も多いのではないでしょうか?
お肌の弾力を取り戻すためには、たっぷりの水分が必要です。
洗顔後のスキンケアでは、お肌が「もう吸収できない!」と言うくらい、たっぷりの化粧水を使ってください!
その際、ヒアルロン酸などの保水成分が配合された化粧水を使うと、より一層効果が期待できますよ。
外出先でもできる2つのお手入れ術
気になる毛穴の“開き”と“汚れ”のお手入れ方法は分かりましたね。しかし、仕事で外出しているときなど、洗顔ができない場面で毛穴が気になったらどうすればいいでしょうか?
そんなときにお役に立つ「目立たなくする術」もご紹介します。毎日のお手入れと合わせて取り入れてください!
その1:毛穴を隠すメイク術
“お顔のコンプレックスを目立たなくできる”のは、お化粧のいいところです。しかしやり方を間違えてしまうと、毛穴の詰まりが酷くなったり、化粧崩れの原因になったりします。
メイクで毛穴を目立たなくしたいときは、以下の点に注意しましょう!
- ファンデーションを塗るときは、メイクブラシを使ってムラなくカバーしましょう
- メイクブラシは柔らかい毛がおすすめ。ファンデーションは軽く叩くように乗せましょう
- ファンデーションの後はパウダーを薄く乗せましょう
- 最後に少量の化粧水をスプレーし、ティッシュオフするとキレイに仕上がります
その2:脂浮きを撃退する化粧水術
外出中に汗をかくと、顔のテカリが気になってしまいます。脂質は毛穴を詰まらせる原因でもあるので、早めにやっつけたいところです。しかしココでも注意して欲しいポイントがあります。それは“あぶら取り紙の使い過ぎ”です。
テカリを抑えるのに重宝されるあぶら取り紙ですが、使い過ぎると皮脂分泌を活発化させるおそれがあります。
そこで、あぶら取り紙の代わりに化粧水を活用するのがおすすめです。
- テカリの気になるところに化粧水を少量スプレーし、テッシュオフする
- いつも通りメイク直しをする
ステップはたった2つなので、簡単です。
健康なお肌に水分は欠かせません。外出する時に化粧水をアトマイザーなどに入れて持ち歩くと、化粧直しにも使えて便利なので、おすすめです。