肌トラブルの代表とも言えるニキビは、男女問わず悩みのタネです。
人知れずニキビ対策をしてみるけど全然よくならない!なんてお困りの方も多いのでは?
思春期の肌トラブルだと思われがちなニキビですが、大人になってから悩まされる人も多いようで「大人ニキビ」なんて言葉もよく耳にします。
ニキビ対策として重要なスキンケアですが、水分や油分をただ補給しているだけではその場しのぎにすぎません。
ニキビ対策として本当に必要なのは“肌の活性化”であり、スキンケアも肌の活性化を意識して行うことが重要です。
そこで今日はニキビ対策の近道とも言える“肌の活性化”と、肌が活性化するための“スキンケア方法”をご紹介いたします!
肌が活性化するとニキビのない本来のお肌に戻る
美しいお肌を保つために必要なスキンケアには以下の3つの要素が重要です。
- 洗顔
- 保湿
- 肌の活性化
洗顔と保湿は皆さんも意識されていると思いますが、肌の活性化を意識されている方は少ないのではないでしょうか?
この記事で第3のスキンケアとしてご紹介する「肌の活性化」とは、お肌を元の健康な状態にするということです。
健康なお肌ではニキビの治癒もすすみ、さらにできにくくなるというメリットがあります。
ニキビに限らず他の肌トラブルも起きにくくなるので、肌の活性化は美肌への近道と言えるでしょう!
今回はスキンケアの中でも、まだまだ認知度の低い“肌の活性化”に重点を置いてお話したいと思います。
これまでのスキンケア
これまで行われてきた一般的なスキンケアでは、洗顔と保湿が重視されてきました。
実践されている方も多いのではないでしょうか?
正しい洗顔方法
- 熱いお湯を使わず、水またはぬるま湯ですすぐ
- 洗顔料をしっかり泡立て、包み込むように洗う
- ゴシゴシこすらない
たっぷり保湿する
- 洗顔後は、水分が乾く前に化粧水をたっぷりつける
- つける際、肌を叩いたり強く擦り込んだりするのはNG
- 化粧水をつけた後、乳液などの油分で蓋をする
こんなイメージかと思います。
洗顔・保湿だけのニキビ対策は逆効果!?
ニキビ対策として洗顔や保湿などのスキンケアを行うのは基本です。
しかし場合によっては、ニキビを悪化させるケースもあるので要注意です。
スキンケアを怠って不衛生になったお肌は、当然ながらニキビのできやすい環境です。
かと言って過剰にお手入れをすることもお肌にとっては刺激となり、ニキビの原因になる場合もあります。
スキンケアをしっかりやってもニキビが減らない場合は、お手入れ方法が自分に合っていないのかもしれません!
肌の活性化とは“吸収できるお肌”を作ること
これまでのスキンケアは、洗顔後の清潔なお肌に“不足している成分を与える”という方法で行われてきました。
- お肌が乾燥した→→→保湿クリームを塗る
- シミが出てきた→→→ビタミンC配合の化粧品を使う
- シワが目立ってきた→→→コラーゲン配合の化粧品を使う
このような具合に、肌トラブルが起こるとそれに合った対処法を取っていませんでしたか?
残念ながらこの与えるばかりのスキンケアでは、その場しのぎにしかなりません。
もちろん、やらないよりはやった方がお肌にとってはるかにいいです。
しかし根本的な解決にはなっていないのです。
お肌のトラブルを根本的に解決したいのであれば、肌の活性化を促しお肌が本来持っている“健康になる力”を回復することが大切です!
健康なお肌は与えられた成分をしっかりと吸収できますが、トラブルが起きて不健康なお肌は、実は与えられた成分を十分には吸収できていないのです。
考えてみてください。
風邪やインフルエンザで体調が悪いとき、食事や水分を口にしても嘔吐してしまいませんか?
それは、体が栄養分を受け付けない状態だからです。
お肌も一緒で、コンディションが悪いときには栄養を充分に吸収できないのです。
どうすれば肌は活性化できるの?
スキンケア成分をしっかり吸収するために“肌の活性化”が重要なことは分かりましたが、どうすれば実践できるのでしょうか?
肌の活性化に効果的だと言われているのが“プラセンタエキス”です。
昨今のアンチエイジングブームで人気の高いプラセンタエキスですが、肌を活性化して健康な状態にする効果も期待されています。
古来から珍重されるプラセンタ
プラセンタとは、妊娠中の母親と赤ちゃんを繋ぐ胎盤のことです。
母親のおなかにいる赤ちゃんは、体を作るすべての栄養を、この胎盤を通して受け取ります。
そのため胎盤には、生き物の成長に必要な栄養素が、豊富に含まれているのです。
胎盤から抽出されたプラセンタエキスの効能は、古くから人類の生活に取り入れられていました。
古代ギリシャで病気の治療に使われていたとの説や、中国では秦の始皇帝が不老不死の薬として用いていたとの逸話もあり、現代でも「紫河車(しかしゃ)」との呼び名で生薬として珍重されています。
紫河車は江戸時代に日本へも伝わり、加賀の三大秘薬である混元丹(こんげんたん)に配合されていたそうです。
以前は民間治療との認識が強かったプラセンタエキスですが、近年では胎盤の効用が医学的にも注目され、研究が進んでいます。
【プラセンタエキスの主な効用】
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 慢性肝疾患
- 更年期障害
- 乳汁分泌不全
ニキビ対策だけじゃない!プラセンタの効果
プラセンタエキスにはお肌を活性化させ、ターンオーバーを正常化する働きがあります。
そのため体内の毒素を排出し、ニキビなどのトラブルを起こしにくいお肌を作ることができます。
ターンオーバーが正常なお肌は毛穴に皮脂が詰まるのを防いだり、古い角質の排出を促進したりと、ニキビ対策には欠かせない要素です。
お肌を活性化させるプラセンタエキスは、ニキビだけではなく美容全般にかかわる効果も期待されています。
【プラセンタエキスの美容効果】
- ホルモンバランスを整える
- 老化防止効果
- 紫外線からお肌を守る
- アレルギー抑制効果
- 育毛・養毛
プラセンタには偽物が多い!?
アンチエイジング効果や健康効果で人気の高いプラセンタエキスですが、その人気故に類似品も横行しています。
“プラセンタエキス配合”と謳っておきながら、まったく効果を得られない商品もありますので注意が必要です。
肌の活性化に効くのはどのプラセンタ?
プラセンタエキスとは胎盤から抽出された成分ですが、美容商材用に使われているプラセンタエキスには、主に豚の胎盤が使われています。
豚と言ってもなんでもいいわけではなく、プラセンタエキスを抽出するために特別に飼育された豚の胎盤が使われています。
これらの豚の胎盤の中には、医療用に使用されるプラセンタエキスが取れるほど良質
なものもあります。
どうやって見分ければいいの?
プラセンタエキス配合と謳った化粧品の中には、よく見ると「植物性プラセンタエキス」と記載されている商品があります。
実はこの“植物性”プラセンタエキスは、動物性のものとはまったくの別物です。
そのため、プラセンタエキス配合の化粧品を選ぶときは、配合成分と濃度に注意してください。
動物性のプラセンタエキスはとても希少価値が高く、純度の高いものを大量生産することはできません。
極端に安い化粧品に高濃度のプラセンタエキスが入っているとは考えにくいので、選ぶ際は価格にも注意が必要です。
最後に
ニキビ対策として取り入れたい“肌機能の活性化”は、肌活性効果の高いプラセンタエキスをスキンケアにプラスすればよいことが分かりました。
しかしプラセンタエキスは、その効果と人気の高さに比例して、類似品が多く出回っているという問題もあります。
アンチエイジングブームで市場に多く出回っているプラセンタエキスですが、購入するときは詳しい成分や配合量をしっかり確認してから選ぶようにしましょう!