スキンケアに取り入れたい、シミ対策に有効な10個の有効成分!

皆さん、自分の顔はお好きですか?
毎日、朝・晩、スキンケアの時に鏡で見ている自分の顔ですが、加齢による変化や日焼けなど鏡は正直に映してくれます。
鏡に映った自分の顔がパーフェクトならハッピーな気分になりますが、シミやソバカスが目立っていると朝からテンションが下がってしまいます。

しかしシミ対策を始めようと思っても、世の中には美白やシミ対策を謳った化粧品が山ほどあります。
食品や栄養成分にしても、シミに効果があると言われるモノがこれまたたくさんあります。
そのため「結局どれがいいの!?」とお困りの方も多いのではないでしょうか?

そんな皆さんのお困りごとを解決すべく、今回はシミ対策に有効な10個の有効成分についてご紹介いたします。

自分のシミはどのタイプ?シミのメカニズム

紫外線を多く浴びる人ほど、シミができやすい。
そんな風に思っている人も多いと思いますが、シミができる原因は紫外線だけではありません。
シミには種類があり、それによって発生のメカニズムも違います。
自分のシミがどの種類なのか?発生原因は何なのか?を知り、化粧品成分の見極めやスキンケアの参考にしましょう。

シミはどんな仕組みでできるの?

シミの発生にはメラニンが大きく関係しています。
メラニンとは“メラノサイト”という色素細胞から作られる色素で、紫外線から細胞を守る働きをしています。
そのため私たちにとって必要な存在ですが、でき方によってはシミの原因にもなってしまいます。

シミができる仕組みはコチラのページで詳しく紹介されています。

https://www.plathlone.com/campaign/simisikumi/

シミにはどんな種類があるの?

一口に“シミ”と言っても、でき方によって種類はさまざまです。
スキンケアで改善できるものやできないものもあれば、有効な化粧品成分もそれぞれ違います。
自分のシミの種類を知り、自分に合ったシミ対策ができるようにしましょう。

シミの種類はコチラのページで詳しく紹介されています。

https://www.plathlone.com/campaign/simitype/

美白の有効成分は2つの効果別に使い分ける

このページでは10種類の美白有効成分をご紹介しますが、その効果は“シミを予防する効果”“できてしまったシミを薄くする効果”に分かれます。
「自分のシミタイプにはどの効果が必要か?」を確認しながらお読みください!

シミを予防してくれる有効成分

シミの原因となるメラニンは、色素細胞であるメラノサイトで作られます。
そのためメラノサイトの生成を抑える成分がシミ予防には有効です。
シミ予防の有効成分は日々作られるメラニンを抑え、お肌の表面に出てくるのを抑制する効果が期待できる成分ということです。

《有効成分その1:アルブチン》

色素細胞で生成されたメラニンは“チロシナーゼ”という酵素の働きによって黒く変色します。
アルブチンはこのシロチナーゼの生成を抑制し、お肌の表面に出てくるシミを抑える効果が期待できます。

アルブチンは“ハイドロキノン誘導体”とも呼ばれ、配合された化粧品でスキンケアを行うことで、蓄積されたメラニンの酸化を防ぐ効果があります。

アルブチンには“αアルブチン”“βアルブチン”がありますが、αアルブチンの方がお肌への浸透性が高いと言われています。

《有効成分その2:プラセンタエキス》

肌活性を促すプラセンタエキス

動物の胎盤から抽出されるプラセンタエキスは、化粧品配合成分であるだけでなく、医療用にも用いられる成分です。
メラニンの生成を抑制する効果や、お肌のターンオーバーを正常化させる効果があり、シミ予防にも効果的です。

活性酸素除去作用や抗炎症作用あると言われるプラセンタエキスですが、市場には“動物性”“植物性”の2種類が存在します。
しかし本来“プラセンタエキス”と言われているものは動物性のものをさし、植物性プラセンタエキスはまったくの別物です。
動物性プラセンタエキスの方がお肌への効果も大きいので、安価な植物性プラセンタエキスには注意しましょう!

《有効成分その3:コウジ酸》

酒蔵やみそ製造など、麹菌を扱う職業の人の手は色白でキメが細かいことは有名な話です。
そのため、麹菌が美白効果成分だと知られるようになりました。
シミの原因であるメラニンはチロシナーゼの働きで黒く変化しますが、麹菌にはチロシナーゼの働きを抑える効果があるのだとか。

《有効成分その4:トラネキサム酸》

“トラネキサム酸”と言えば、歯磨き粉を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
抗炎症作用や止血作用のあるトラネキサム酸ですが、実はメラニンの生成を抑える効果もあります。
そのため肝斑などのシミを抑制する内服薬としても使用され、肌荒れを抑える効果も期待できるそうです。

《有効成分その5:カモミラET》

抗炎症作用や保湿効果、新陳代謝の促進効果が期待できる成分です。
“カモミール”というキク科の植物から抽出され、一般的には“カモミラエキス”“カミツレエキス”と呼ばれています。

シミ予防の有効成分ではありますが、アレルギー反応を起こす心配がある成分です。
シミ対策としてカモミラETを配合した化粧品をスキンケアに取り入れる場合は、念のため事前にパッチテストを行ってください!

《有効成分その6:ルシノール》

あまり聞きなれない名前の成分ですが、他の成分同様にチロシナーゼの働きを抑え、シミ予防に効果的な成分です。
その効果は先述したアルブチンやコウジ酸よりも優れているとされていて、今後も注目が高まりそうです。

また、シベリアのモミの葉を原料に抽出・改良されたルシノールは、副作用のない低刺激な使用感が特徴と言われています。

《有効成分その7:エラグ酸》

ポリフェノールの一種で、ブルーベリーやザクロなどに豊富に含まれているエラグ酸は、抗酸化作用がありアンチエイジング効果も期待できる成分です。
チロシナーゼの働きを抑制することでシミの発生を予防し、副作用もないのが特徴です。
しかしお肌への浸透性が低く普段の食事から摂取するのも難しいため、サプリメントで摂取することもあります。

《有効成分その8:リノール酸》

植物油に含まれることで知られるリノール酸ですが、実はシミ予防にも効果が期待できます。
ここまでご紹介した有効成分は、メラニンを黒く変化させるチロシナーゼの働きを抑制し、シミの発生を抑えるというものでした。
しかしこのリノール酸は、チロシナーゼを分解する働きがあるのです!
チロシナーゼ自体の数を減らすことで、メラニンの変色を抑えるてシミを防いでくれます。

ただし、油の摂り過ぎは美容と健康に悪影響を与えます。
シミ対策をしたいからと言って、リノール酸配合の油を大量摂取することはおすすめできません。
摂取のし過ぎに注意しましょう。

できてしまったシミを薄くする有効成分

シミ対策に効果的な成分には、予防以外にも“できてしまったシミを薄くする”という働きがあります。予防ですべて解決できればいいのですが、間に合わずお肌の表面にシミが出てきてしまった場合は、以下にご紹介する有効成分をスキンケアに取り入れてみてください!

《有効成分その9:ビタミンC誘導体》

美白効果の高い化粧品成分として知られる“ビタミンC誘導体”ですが、これ自体がビタミンなわけではありません。
昔から美白成分として知られる“ビタミンC”は、実は単体ではなかなかお肌に浸透してくれない成分です。
そのため“ビタミンC”をお肌に浸透させるために開発されたのが“ビタミンC誘導体”です。
ビタミンC誘導体によってお肌に浸透したビタミンCは、メラニンの生成を抑える効果のほか、抗炎症作用新陳代謝を促進する作用があり、できてしまったシミ対策にも効果的です。
また、ビタミンCはコラーゲンを生成する働きもあり、ニキビや毛穴の開きと言った肌トラブルにも効果を発揮します。

ビタミンC誘導体を配合した化粧品でスキンケアを行うと、できてしまったシミにもその他の肌トラブルにも効果が期待できます。
化粧品を選ぶときには、押さえておきたい成分ですね!

《有効成分その10:ハイドロキノン》

ハイドロキノンは、写真を現像する際の還元剤や染料の原料として用いられる成分です。
日本ではまだ馴染みが薄いのですが、海外では美白用の化粧品や医薬品としても使われています。
ビタミンC同様にメラニンの生成を抑える効果があり、お肌に出てきてしまったシミを薄くする効果もあると言われています。
しかしハイドロキノンは、お肌に対する刺激が強めです。
高濃度で市販されている化粧品が少ないものの、使用前のパッチテストや、専門のお医者さんへの相談がおすすめの成分です。

まとめ

シミ対策に有効な成分を10個ご紹介しましたが、どの成分もすぐに効果が出るわけではありません。
美白化粧品として毎日のスキンケアに取り入れたり、サプリメントとして補助的に摂取するなど、継続的に使うことが求められます。
“夏は紫外線が強いからシミ対策する”のではなく、一年中シミを作らないお手入れが大切なのです。