肌の炎症や光老化、皮膚病や皮膚ガンに眼病と、何かと怖い紫外線による日焼け。
体の外からの日焼け対策と、体の内からの日焼け対策、どちらもチェックして健康で美しい肌を守りたいですよね。
まずは体の外から、紫外線をブロックするために気をつけたいことをチェックしていきましょう。
【体の外から】物理的に紫外線を浴びないための対策
まず一番最初に取り掛かりたい日焼け対策は、物理的に紫外線を浴びないことです。
では、紫外線を浴びないためにできる工夫には何があるのでしょうか?
(1)紫外線の強い日、時間帯の外出を避ける
まず一番、絶対的に効果があるのはこの方法です。
肌にダメージを与える紫外線にはUVAとUVBの2種類あり、基本的には2種類とも日差しが強い分、ダメージも大きくなります。
とくにUVBは強い日差しと共に大量に降り注ぎますので、晴れて天気の良い日は要注意です。
時期でいうと6月〜8月、時間帯でいうと10時〜14時が一番危険な時間帯。
どうしても外に出なくてはいけない用事があるとき以外は、その時間帯の外出は避けたほうが無難です。
とは言っても、毎日その時間帯は外に出ない、というわけにもいきませんよね。
紫外線の強い時間帯に外出するときは、下の3点に注意してみましょう。
(2)なるべく日陰を選ぶ
強い直射日光にはUVBが大量に含まれています。
UVBは肌を赤く炎症させ、肌のDNAをも壊す力のある強い紫外線です。
日が照っているところには強いUVBが降り注いでいることを念頭に、なるべく日陰を選んで行動しましょう。
また、屋内にいるときにも実は紫外線を浴びていることがあります。
ガラスなどで遮断できるUVBとは違い、UVAはガラスなどをも通過してしまう為です。
窓を閉めた室内にいるからと安心せずに窓際に長時間いることを避けたり、窓にUVカットフィルムを貼る・UVカットのレースカーテンを引くなどの工夫が大切。
UVカットフィルムは約10年、カーテンも3〜5年が寿命と言われていますので定期的に見直すようにしましょう。
(3)日傘・帽子・サングラス・肌を覆う衣服を身につける
なるべく日陰を選んで行動していても、実は紫外線はコンクリートやビルの壁などに反射してあらゆる方向から浴びています。
そんなときに肌を紫外線から守ってくれるのがUVカット効果のある日傘やサングラス、アームカバーやネックカバーなどの肌を覆うアイテムです。
日傘はなるべく低い位置に構えるのがコツ。
日傘を持つ位置が高いと、日傘とお肌の隙間から紫外線を浴びてしまいます。
また、完全遮光の日傘を選ぶと夏の暑さ対策に大いに効果を発揮します。
女性の中では浸透している日傘ですが、男性でも暑さ対策も含めた紫外線対策用として1本ご用意していくのもいいですね。
赤外線も遮断する日傘を選ぶことで、体感で-4°Cの効果を得られます。
日傘をさせない場合には、首元までしっかりと覆ってくれるようなつばの広い帽子をかぶるのがオススメです。
アームカバーやネックカバーの併用で、日焼けをつい忘れがちな首元や腕の内側なんかもしっかりと守ってくれますよ。
UVカット効果のある布製品にも実は寿命があり、ものによって寿命は異なりますが一般的には2〜3年と言われています。
できれば毎シーズンごとにアイテムを更新したり、変えたくないくらいお気に入りの品であればUVカットスプレーでUVカット効果を復活させるなど、一手間かけてお肌を守りましょう。
(4)老若男女問わず、しっかりと日焼け止めを塗る
紫外線というとシミやしわの原因になるから美容によくないということはよく知られていますが、その他にも皮膚の炎症や皮膚病、皮膚ガンの原因となることがあります。
美容のため以外にも、日焼け止めは老若男女問わず屋外に出る人は必ず塗るようにしましょう。
日焼け止めにはミルクやジェル、クリームやスプレーにパウダーなど様々な種類の形状や、紫外線反乱剤を使っているか紫外線吸収剤を使っているかなどの違いがあります。
日焼け止めを使用するシチュエーションや、使用者の肌質などに合わせて選ぶようにしましょう。
使用量は必ず各商品の規定量を使うこと。
規定量をしっかりと使用しないと、日焼け止めの効果が半減してしまうことになりかねません。
また、意外と見落としがちなのが、日焼け止めを落とす際クレンジング剤が必要かどうかの確認です。
日焼け止めの種類によっては石けんのみで落ちる日焼け止めもありますが、クレンジング剤が必要な日焼け止めは、石けんだけでは落ちずに肌に残ってしまいます。
そのまま放置したり日焼け止めを重ねて使い続けると、お肌に残った日焼け止めが刺激になり、肌へダメージを与えてしまう場合があります。
使用方法や量、使用後のケアなどのチェックを必ず行うようにしましょう。
【体の内からできる紫外線対策】も万全にすると紫外線も怖くないですね。