コラーゲンといえば、お肌や身体にとって良い効果があることでとっても有名ですよね。
ところが、そもそもにコラーゲンはどんな物質なのか、どのようにお肌に効果をもたらしているのか、なぜコラーゲンが大切なのかなど、基本的なことをよく知らないまま何となく「コラーゲン」という言葉に惹かれて使っているという人も多いのではないでしょうか？
今回はコラーゲンの基礎知識と、より高い保湿・保水効果の期待できる『水溶性コラーゲン』について解説していきたいと思います！
そもそもコラーゲンってなに？
まずコラーゲンとは、タンパク質の一種であり身体を構成する重要な成分の１つです。
化粧品などに含まれている美容成分というイメージを強く抱いてしまいますが、実は私たち人間の体内に存在している身近な成分です。
身体中のあらゆる組織に存在していて、その数は何と全体重の約1/5を占めるほどなんです！
私たちの身体は60兆個という数の細胞からできていますが、コラーゲンはその細胞と細胞の粒を１つ１つ繋げて身体を形づくリ、支えるという役割を果たしてくれているのです。
コラーゲンの美容における役割
コラーゲンがお肌にとどまることによって、保湿効果や肌のバリア機能を高めてくれるという効果があります。
そして、しっとりと柔らかい、弾力のある質感に導いてくれるという役割を果たすので、コラーゲンは美容においても重要な存在なのです。
コラーゲンは加齢とともに減少してしまう！
コラーゲンは、私たちの身体にとって重要な役割を果たしてくれる、欠かすことのできない存在です。
ところが、加齢とともにコラーゲンは減少してしまうのです…
25歳をピークにして40歳では約1/2に、60歳では約1/3までに減ってしまうと言われているんです。
コラーゲンの減少によって、だんだんと新陳代謝が衰えていき、お肌にハリやツヤが失われてしまう。その結果として、シワやたるみの原因となってしまうのです。
化粧品や食べ物などから、コラーゲンを外から補給することが大切だと言われているのは、このためだったのです。
高い保湿・保水効果が期待できる『水溶性コラーゲン』
そんななか、高い保湿・保水効果の期待できる『水溶性コラーゲン』が注目されています。
「よく聞くコラーゲンとなにが違うの？」と思われた人も多いのではないでしょうか。
コラーゲンと水溶性コラーゲンは、どちらも同じコラーゲンという物質ですが、実はその性質は全く違っているものになります。
コラーゲンは水に溶けにくいため、化粧品などで外からお肌や体内に入れようとしても、うまく吸収されにくく、またそのままでは化粧品に配合することが難しいとされる成分です。
その一方で、コラーゲンの水に溶けにくいという難点を解消したのが、『水溶性コラーゲン』と呼ばれるものです。
水溶性コラーゲンは、低温でゆっくりと溶かすことでコラーゲンのらせん構造を壊さないようにして作られるので、コラーゲンの本来の性質がそのまま取り出されたコラーゲンなのです。
そのため、より高いお肌の保湿や保水効果や、ハリツヤの維持が期待できると言われています！
水溶性コラーゲンの特徴
より高い保湿・保水効果が期待できる、『水溶性コラーゲン』はまさにコラーゲンのいいとこ取りができる魅力的なものですよね。
そんな水溶性コラーゲンには、「不純物が少ないため、お肌のために必要なコラーゲン要素の密度が高い」という特徴があります。
密度の高い水溶性コラーゲンを含んだ美容液をお肌に塗ることによって、お肌の上に薄い膜が張られて、これが保湿・保水に大きく役立ってくれるというわけです。
他にも、
「海洋性コラーゲンは、匂いも少なく浸透性に優れている」
「余分な脂肪分やコレステロールをほとんど含まないため、安心して体内に積極的に取り入れやすい」
「保湿力が高い上に、肌へのなじみがとても良い」
というお肌や身体にとって嬉しい特徴がたくさんあります。
水溶性コラーゲンで、足りなくなったコラーゲンを補いましょう！
加齢とともに減少してしまうコラーゲンですが、水溶性コラーゲンをうまく活用することで、足りなくなったコラーゲンを補うことができます。
通常のコラーゲンはサプリメントなどで口から摂取した場合、すぐに消化されてしまい意味がありません。
しかし、水溶性コラーゲンは胃の中でゼラチンとなって、コラーゲン生成に必要なアミノ酸などに変化すると言われています。
そのため、すぐに消化されてしまうことなく、しっかりとコラーゲン成分を腸まで辿り着かせることができるので、体内に効率よく取り込むことができるのです。
コラーゲンの成分はだんだんと減少し、また身体の中に貯蓄することができないものです。
だからこそ、常日頃から意識して積極的に取り入れてコラーゲンを補給することが必要になってきます。
水溶性コラーゲンを含んだ化粧品やサプリメントをうまく活用して、ご自分にあった方法で日々のお手入れに取り入れてみましょう！
